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【rituko】 まず、ライフセービングって、私あまり詳しく知らないんですけれど、ライフセービングとライフガードの違いからお聞きしてもいいですか? 【荒木】日本語訳にすると両方とも人命救助で同じ意味なんですけど、僕らの中では違う意味なんですね。 ライフガードというのは、それをプロフェッショナルに行っている人たちの事をいいます。 すなわちそれで生活している人たちの事ですね。 ライフセービングっていうのはですね、人の命を助ける。もしくはボランティア活動をする。ビーチクリーン...ゴミを拾う。 奉仕的な意味ですよね。 |
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【油井】そうだよね 【荒木】行って、自分が死んでしまったらしょうがない訳で、かなりそういったシリアスなライセンスなんですけど、 【油井】いい加減に発行できないよね。 【荒木】ええ、勿論人工呼吸から、心臓マッサージといった、溺者に対処する処置の・・・ 【油井】そうだよね、一刻も早くだから・・・そういう技術があれば、助かる人が随分多くなるよね。 【荒木】そうですね。 【油井】 ただ、行かないっていう判断っていうか、溺れている人をすぐ助けにいったら、しがみつかれたりしてもうダメなのよ自分も。 だからちょっと悪いけど、行かないで待ってたりするのね? 【rituko】実際、自分の背中になんか乗せたら、自分が沈んじゃいそうじゃないですか。どういう風に? 【油井】色んなやり方があるんだろうけど、アゴ持ってひっぱる時もあるよね? 【荒木】そうですね。 基本的には必ず浮力体を持って助けに行きますよね、それが例えば流木であったり、例えばプラスティック・バッグであったり、なんでもいいんですけども、レスキューのものがなければ、まわりにあるモノを利用する。何もなくて体ひとつで助けに行くっていうのは、僕はまだ経験がないです、一度も。 |
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【油井】あらゆるところで聞かれていると思いますが、何故ライフガードになろうという 【rituko】いつ頃から目指して、どういう風なきっかけで始めたんですか? 【荒木】高校生の時、海のない県に住んでたんですよ。 出身は九州の熊本なんですけど、父の転勤で全国津々浦々の生活してたんですね。 たまたま学生時代、中学生、高校生、全部海なかったんですね(笑)岐阜県と山梨県にいたんで・・・ 【油井】あはは、海ないよね。山梨のクセに海がないっていうね・・・ 【荒木】 それで、泳ぎは出来たんですけど、水がまわりになかったんで、水と海に対する憧れっていうのがあった・・・ところに、教育実習の先生って毎年来るじゃないですか。僕が高校3年生の時に来た先生がライフガードだったんですよ。 【油井】それは影響でかいね。で、その先生がいい先生だった? |
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【荒木】まず、始めたきっかけはそういう事で、それからのめりこむきっかけってまた違うじゃないですか。 僕がこういう生活してるのも、のめりこみきっかけがあったんですけど。 日本の夏の時期にですね、本場のオーストラリアから、ライフガードの先生が来られてたんです。その方を頼って、シーズンが逆になった冬の時期に、オーストラリアに行った訳ですよ、観光で。 で、初めて外国の、本場のライフセービングってのを見て、ま、下手ながらトレーニングにも参加させて貰ったんですけど、その時に実際に、ま、日本とは比べものにならないぐらいの大きな波で実際に溺れる経験をした、助ける勉強をしにいったんですけど、実際に溺れて、苦しさをまず知ったですね。 目の前が真っ白になって・・・苦しいっていう、その上っていうのがあるんですよね、気持ちよくなってしまう、 |
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【油井】最近なんかはハワイから外洋カヌーみたいのが来たんですって? 【荒木】そうです、アウトリガー・カヌーっていう6人のりのね。 僕が乗ってるサーフスキーとは別に、横にアマとヤクという浮力体がついているカヌーですよね、掛け渡してある・・・2艘式のカタマランですね。浮力体の方が小さくなってるんですけど。そうする事によって安定感があって、 【rituko】片方しかなくてアンバランスっていう感じがするんですけど、 【油井】 何もない方が自由はきくんだけど、そのかわり真っ直ぐにしている事に神経や体を使わなきゃいけないけど、かたっぽ頼ってれば、かたっぽだけ気にしてればいいという。 カラダについちゃうから、やりだすと関係ないけどね。でもかたっぽついてるとついてないじゃ、全然違うよね。 【荒木】全然違いますね。 【油井】この前、それが日本に来たんでしょ? 【荒木】僕が持って帰って来たんですけど・・・乗って来たんじゃないですよ、船便で送った(笑) 【油井】でも乗ってくるやつもいるんだよね(笑)何フィートあれ?10何メーターでしょアレ? 【荒木】この前40フィートのトレーラーで後ろ出てましたから、45フィート? 【rituko】その写真は? 【荒木】ありますよ。 【rituko】おおオメガマークが? 【油井】綺麗な船でしょ? 【荒木】それで「アウトリガーカヌー・クラブ・ジャパン」というのを作りました。 チームですよ。クラブを日本に作ったんです。 僕は何故これを日本に作ろうと思ったかというと、一人のりのサーフスキーで、ハワイで行われているモロカイレースっていう、伝統的な有名なレースがあるんですが、そのレースに一人で僕出てたんです。 |
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【油井】なんかレースをやるんですか? 【荒木】 僕らアウトリガーカヌー・クラブ・ジャパンが主宰でカナカ・イカイカ・ジャパン・シリーズ・・・カナカ・イカイカっていうのはハワイ語で、男達の勇姿っていう意味なんですが、日本の冬場ハワイで僕が参加しているレースの名前を貰ってきてですね、日本で一人乗りのパドリングレースをやろうじゃないかと、2000年を機に始めたんです。 で、日にちが2000年8月19日の土曜日。次が9月の30日。10月の21日にあります。 お問い合わせ先 |
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